気になるプラセンタ製造方法

優れた原料であるプラセンタであっても、抽出方法次第でその品質は大きく変わります。

抽出にはたくさんの費用がかかります。
費用を抑えて抽出するなど手を抜いてしまうことで、多くのプラセンタに含まれる有効成分が破壊されてしまい、最終的に出来上がるプラセンタサプリの品質を著しく落とす可能性があります。
それだけにプラセンタの抽出方法は、品質確保のためには重要な要素と言えます。

プラセンタを抽出する方法には代表的な次の5種類に分けられます。

  • 凍結酵素抽出法
  • 酵素分解法
  • 加水分解方法
  • 分子分画法
  • 細胞培養法

それぞれ抽出する方法が異なり、メリットとデメリットがあるので、用途に合わせて抽出方法を変えてプラセンタを抽出します。

酵素分解法

多くのメーカーが採用している一般的な抽出方法です。
実際にプラセンタ商品が酵素分解法によって数多く製造されており、高品質な製品に多く使われています。

簡単に言えば、人の体内で行われる食物の消化吸収と同じように、酵素反応を用いて抽出します。

ちょっと詳しく言うと、酵素は種類によって、物質を分解する働きがあります。
その働きを応用して体内で働く酵素を利用します。プラセンタを低温状態のまま酵素によって不必要な部分だけを分解します。すると、熱による有効成分の破壊が抑えられるため、比較的高品質なプラセンタエキスの抽出が可能になります。

この方法は有効成分の抽出率が高く、抽出されたプラセンタの成分が豊富ですがその分、費用もかかります。

凍結酵素抽出法

凍結酵素抽出法も主要な抽出方法です。酵素分解法と凍結融解法の二つの良いところを兼ね備えた抽出方法になります。

プラセンタの元となる胎盤を低温処理した後は、凍結融解の有効成分の抽出率が低いという問題がありました。しかし、酵素を用いて分解することで解決した抽出方法が凍結酵素抽出法なのです。

熱に弱いプラセンタを凍結状態のまま酵素によって分解させることに成功し、有効成分も抽出していきます。

凍結酵素抽出法であれば、活性ペプチドや酵素類なども破壊することなく高純度のプラセンタエキスを取り出せますが、時間と費用がかかってしまいます。

加水分解方法

加水分解方法とは、プラセンタをアセトンで脱脂してから分散釜に入れ、プラセンタの細胞膜を酸で分解する方法のことを言います。酸で分解することで、プラセンタの有効成分を抽出するという方法です。

分解するために必要な「塩酸などの強い酸を使用する場合がある」ため、プラセンタの持つ有効成分までもが、残念ながら破壊されてしまう可能性があるというデメリットがあります。

医療にも使用されている人プラセンタの注射剤には、有名なメルスモンがあります。
このメルスモンは加水分解法を採用して抽出したものです。食品加工業界でも加水分解法は広く採用されているほど、ポピュラーな方法の1つです。

デメリットはどんな抽出方法にもありますが、有効成分が壊されるのには効果に響いてくるので、加水分解方法を用いたサプリメントはあまりオススメしません。

分子分画法

分子分画法は目の細かい特殊なフィルターを使用することで、不純物を除去して胎盤から必要な有効成分のみを取り出すことのできる方法です。人体に悪影響な物質を取り除く事も可能になっている優れた抽出方法です。

メーカー独自の抽出法を採用しているケースもあり、フィルターの精度が品質に大きく影響するため、高い技術が必要になります。狙った有効成分だけを破壊することなく効率よく取り出すことができるため、プラセンタを高濃度で抽出できます。

肝硬変などの肝臓を治療する治療薬ラエンネック製品は、分子が小さい成長因子やサイトカインを破壊しないために、酵素分解法や加水分解法と並行しながらこの分子分画法も併用して抽出しています。

細胞培養法

現段階で、プラセンタ業界においてはトップクラスと言われている抽出技術であり、特許を取っている方式です。

従来の熱を加えて滅菌処理を行なうのではなく、独自開発した特殊なフィルターで除菌しながら不純物を徹底的に除去し、純度の高いエキスを抽出します。非加熱で処理できるためプラセンタの有効成分を破壊することなく、純度の高いプラセンタが抽出できる方法として注目されています。

この培養細胞法を使用して製造されている商品は羊プラセンタサプリで有名なセルセラがあります。培養細胞法は高度な技術で高品質な商品を製造することができるメリットがありますが、どうしてもコストがかかってしまうので、必然的に商品の値段は高くなってしまう傾向があります。