アレルギー治療に利用されているプラセンタ

アレルギー治療に利用されているプラセンタ今ではすっかり美容やアンチエイジングには欠かせない存在というイメージが定着していますが、プラセンタは本来、医療の場においての新たな治療法として注目を浴びていました。慢性肝疾患治療や更年期障害の治療では健康保険が適用され、厚生労働省で医薬品として承認されています。

何故美容面でも注目されるようになったかというと、胎盤の持つ健康な胎児を育てる力が、人間の治癒能力を引き出し、あらゆる病気や老化に負けない体をつくるという根本的なアプローチが行えるからでしょう。それは、まだ確かな治療法が確立していない分野に、大きな希望を与えてくれました。

その一つが、アレルギー治療の分野です。今まで治療法と言えば、アレルゲンを避けることや、炎症などの症状を抑えること、計画的にアレルゲンに接触して耐性をつけていく免疫療法くらいしか行われていませんでした。しかし、これなら根本療法として体質改善を行えるのです。

アレルギーのメカニズムとは

私たちの身体には、外部からの異物の混入、例えばウイルスや細菌、有害物質を排除し、無害化する機能が備わっています。

風邪をひいた時などに咳やくしゃみが出るのは、侵入してきた異物を外に追い出すためですし、鼻水は白血球で殺菌して洗い流すため、熱が出るのは熱に弱い細菌などを倒すためです。

これらを免疫反応と言いますが、白血球の一種である免疫細胞は、次の侵入に備えて抗体という武器を作っておきます。

しかし、この免疫細胞はいつも正確に仕事ができるわけではありません。体調が悪い時や、何度も異物の侵入があると、うっかり無害な花粉や埃、食物などに対して抗体を作ってしまう場合があるのです。その無害な異物が入ってくるたびに免疫反応が起こり、抗体によって異物を攻撃し始めます。

異物だけでなく、粘膜や皮膚など身体にも及んでしまい、良くない症状を引き起こすのがアレルギーということです。

アレルギー対策は体質改善から

アレルギー対策は体質改善から自分で行える対策として、はじめに思い浮かぶのがアレルゲンを避けることでしょう。

花粉症なら外出時にはマスクやメガネをかけ、家では花粉の侵入を防ぐなどの対策が取れますし、食物なら食べる物をよく調べて食べられるものだけを食べるようにするなどの対策をとるのが普通です。

しかし、いくらアレルゲンを避けても完治するわけではありませんし、アレルゲンによっては避けるのが難しく、日常生活に大きな負担を強いることになります。根本的に解決するために考えられるのが、免疫療法と体質改善なのです。アレルゲン免疫療法は医師の指導の下で行う必要があり、長期間通わなければならない上に、完治する人は全体の2割程度だと言われています。

一方プラセンタは、病気に強い身体をつくり、様々な機能を調整する作用でアレルゲンに対する過剰反応を抑えるなど、体質そのものを変えてくれるため、多くの方にとって希望となるでしょう。

プラセンタはどうやってアレルギー体質を変えるの?

プラセンタには、症状を抑える抗アレルギー作用や抗炎症作用を始め、身体の調子を整える活性酸素除去、自律神経調節、細胞活性化、血行促進などの様々な作用が確認されています。症状を抑える作用が直接働きかけるだけでなく、身体の調子を整える作用が体質改善に繋がるのです。

免疫異常の原因は白血球による勘違いが始まりだと先ほど説明しましたが、そのエラーを引き起こす異常な白血球をこれ以上作らないことが体質改善の本質だと言えるでしょう。

具体的には、細胞を傷つける活性酸素を取り除き、自律神経の乱れや細胞分裂能力の低下などを体の中から整え活性化することで、正常な白血球をたくさんつくります。白血球の寿命は種類にもよりますが数時間~数日です。すでにある異常な白血球は放っておいてもどんどん消えていくので、新しく作られる白血球が正常なものになれば問題なくなるということです。

自分に合ったプラセンタを見つけてアレルギーを克服しよう

自分に合ったプラセンタを見つけてアレルギーを克服しようこのように辛い症状を抑え、免疫が正常に働く強い身体をつくることがアレルギー体質を克服することに繋がります。

今は医療機関で行える根本治療はアレルゲン免疫療法が中心ですが、やがてはこういった体質改善が中心になっていくかもしれません。

ただし、プラセンタにはタンパク質が含まれるため、稀にこれ自体がアレルゲンとなって痒みや発疹などの症状が現れることもあります。ほとんどの場合は使用したばかりの頃に現れる一過性の反応ですが、量を減らしても症状が長引くようなら、使うのをやめて医療機関へ行くようにしましょう。

しかし、こういった反応が表れたからと言って使うのをやめてしまうのはもったいないことです。花粉症のアレルゲンがスギ以外にも種類があるように、タンパク質の場合もどの動物かで症状が出るか出ないかは違ってきます。様子を見ながら、別の動物由来のものを試すなど、自分に合ったものを見つけましょう。