安全性を高めるために必要な殺菌処理

動物の胎盤を原料にしているプラセンタは、エキスを抽出したり原末に加工したりする過程で、必ず殺菌処理を行います。これは胎盤という内臓を原料としているためで、細菌やウイルスなどによる感染を防ぐためには仕方のないことです。みなさんも、生肉や生魚をそのまま食べる場合、寄生虫や細菌などに汚染されていないか気になるのではないでしょうか。

牛レバーの生食や生の豚肉を飲食店で提供することが法律で規制されているように、加熱処理されていない肉には細菌やウイルスの危険性が付きまといます。これは口から摂取するサプリメントやドリンクなどに限らず、肌や目などの粘膜の近くに使うような美容液でも例外ではありません。細菌やウイルスが引き起こすのは食中毒だけでなく、炎症や皮膚などの感染症も含まれるのです。

せっかく美容や健康のために使うものですから、安心して使える安全性の高いものを選びましょう。

従来の加熱処理では失われてしまう成分がある?

従来の加熱処理では失われてしまう成分がある?安全のためには欠かせない殺菌処理ですが、従来の加熱による処理ではプラセンタに含まれる大切な有効成分が失われてしまうことがあります。

例えば、タンパク質で出来ている成長因子は加熱すると凝固してしまい、当然その作用も発揮できません。この成長因子には特定の細胞に働きかけて、細胞分裂を促したり、再生を促したりする作用があり、体内で合成される者の年齢と共に作られる量が減っていきます。それを外部から補うのは容易ではなく、成長因子の産生を促すサプリはあっても、直接補えるサプリは他にはありません。

胎盤は胎児の発育を促すため、肌や肝臓、神経、血球など身体の様々な細胞に働きかける成長因子を持っており、一線を画す大きな特徴だと言えます。それが失われてしまうと、あとはビタミンやミネラル、アミノ酸などをバランスよく摂れるという特徴だけになってしまうので覚えておきましょう。

安全性の高い胎盤ほど殺菌処理工程が少なくなります

この殺菌処理の工程は、どの製品でも一律に行われるわけではありません。原料の胎盤の安全性がどれだけの物なのかによって違うのです。

例えば一般的な豚由来の物ですと、狭い豚舎に押し込められ、感染症予防のためと称して抗生物質を大量に使って育てられた豚か、抗生物質などは極力使わず、衛生管理や健康管理がしっかり取られた豚舎で健康的に育った豚かでは、採取した胎盤の安全性に大きな違いが産まれてしまいます。衛生面にこだわっているところなら、出産の際に胎盤が地面に落ちないように確保し、鮮度の高い内に冷凍して工場に出荷されるというように、徹底的な管理が行われているでしょう。

こういった安全性の高い胎盤は殺菌の工程も少なくて済むため、他の胎盤から抽出したエキスよりも栄養価で優れたものになります。安全性や栄養価で選ぶなら、安全管理をしっかり行っている国産のSPF豚やサラブレッドかどうかなどもチェックしましょう。

非加熱殺菌処理にはどんなものがあるの?

非加熱殺菌処理にはどんなものがあるの?成長因子は加熱に弱いということもあり、加熱処理以外の殺菌・除菌方法が注目を浴びています。加熱処理を行っていないため、先ほどの安全性の高い胎盤を最低限の処理だけで抽出したエキスよりも、有効成分が壊れずに残っている割合が高くなるのです。

しかし、加熱しないで安全性は本当に大丈夫なのか心配になるかもしれません。加熱しない殺菌方法には、光や薬品、加圧、酵素などによって細菌やウイルスを殺菌する方法と、特殊なフィルターで細菌やウイルスをろ過する方法があります。どれも非加熱を前提としているため、加熱するものに比べて高レベルの衛生管理が求められ、最終検査で一定の衛生基準を超えていなければなりません。そのため、安全性についてはそこまで心配することはないでしょう。

ただし、加熱処理を行っていなくても、酸を使った薬品による処理の場合は成長因子が壊れやすいので注意が必要です。

成長因子が目的なら生プラセンタを選ぼう

このようにプラセンタの最大の魅力である成長因子は、タンパク質で出来ているために熱や酸に弱く、殺菌処理の方法によってはほとんどが失われてしまいます。成長因子による美肌や美白、肝機能向上、身体の活性化などが目当てで購入するつもりなら、必ず殺菌がどのように行われているのか、胎盤を採取した動物の生育環境と衛生管理はどうなっているのかなどを調べてからにするようにしましょう。

また、エキスから原末に加工する際にも、熱風で乾燥させる方法をとっているのか、低温で乾燥させるフリーズドライやスプレードライなどの方法をとっているかが重要ですし、エキス抽出時に酵素分解法や凍結酵素抽出法などの有効成分をなるべく壊さずに抽出できる方法を使っているかにも注目するようにして下さい。

高品質な生プラセンタを選べば、成長因子も余すことなく活用できます。